今月の一枚
中庭の緑が、日一日と深みを増してきます。入居されている皆さんが植えた胡瓜、とうもろこしもスクスクと成長しています。テラス下ではラベンダーが満開を迎え、先日みんなで匂い袋を作りました。
１０周年記念企画
たくさんのありがとうをありがとう（第９回目）
昨年秋、蓮田オークプラザがオープンして１０周年を迎えました。多くの方々との出会いとお別れがあり、たくさんの『ありがとう』を頂きました。この『ありがとう』へスタッフが綴った気持ちを毎月、数編づつご紹介させて頂いています。
《介護部 Ｋ．Ｋ 》
Ｔ様と外食の話、時計の話、旅行の話、東京での買い物の話などをしていると、介護館で話が合う人があんまりいないから楽しかったと喜んでもらえた。
Ⅰ様の居室に訪室した時に、Ｔ・Ｉ様に「あなたの太鼓、良かったわよ」と話しかけられ、お話をしていたらＳ・Ｉ様が「最近こんなに妻がしゃべっているところを見たことがない」と涙を浮かべて喜ばれていた。
満足度調査のときにＭ様に「呼んだらすぐ来てくれる」と喜んでおられたようです。
《介護部 Ｍ．Ｏ 》
入浴時、ご入居者様から「とってもいいお風呂で気持ちがよかった」と喜んでいただけた。
地震の時、不安だったご入居者様のところに安否確認の声かけに訪室した時、喜んでくれた。
意思疎通が困難な方に声かけしたところ、大きな声で笑ったり発語が聞かれたりと返答があった。
これは、ご入居者様に喜ばれたと言うより、介護者としての自分の喜びであった。
《原文をそのまま収録しています。なお無断引用・転載はお断り申し上げます》
６月 山形駅 『特選牛めし』
駅前ロータリーに駅弁やさんがお店を構えています。旅行者ばかりでなく地元の人も並ぶ美味しいお弁当です。オークプラザの今月のお弁当箱にはルビーのようなさくらんぼが入っています。
５月 岡山駅 『蒜山おこわ弁当』
鶏肉、山菜、栗のたくさん入ったおこわ弁当に、岡山産の桃１００%ジュースが添えられていました。
４月 岐阜羽島駅 『海鮮わっぱめし』
急ぎ足の旅行客だと見落としてしまいそう、停車本数の少ない新幹線の駅に隠れた逸品。あさりご飯に海の幸をいっぱい乗せたわっぱめしです。
４月から６月にお誕生日を迎えられた方々をお祝いするお誕生日会を開きました。
中庭に実った梅で作られたジャムのケーキにロウソクの火が灯されました。
栄養部が心をこめて作ったスイーツを満載したワゴンが、会場を忙しく動き回ります。
ホールに美味しい顔が並びます。見る目も楽しませてくれるスイーツは、介助するスタッフとの会話も弾ませてくれます。
クリームケーキにフルーツポンチ、心太に水羊羹。緑茶に紅茶、コーヒーも楽しみながら午後のお喋りは続きます。
「何を作ってるんですか？」往診に見えてた王会長も興味津々。
今日は中庭に咲いたラベンダーを使って匂い袋を作っています。
ラベンダーを細かく刻みます。良い香りが手許から立上ります。
折り紙の袋にラベンダーを入れて、かわいいシールで留めます。
たくさん、たくさん作りました。入居されている方にも、王会長にも、みんなに差し上げましょう。
うっとうしい空模様が続きます。お部屋に閉じ篭っていては気が滅入ってしまいますね。景品いっぱい、入居者様全員参加のビンゴ大会が開かれました。
ガラガラ。何番が出たのかな。真剣なまなざしが注がれます。
ダブルリーチですね。ワクワクしますね。
「ビンゴ！」の声が響きます。大きな景品が当たったようです。
耳と指先に神経を集中させた１時間でした。最後には全員に景品が行き渡って、みんなが笑顔になったビンゴ大会でした。
毎月一度、駅前温泉館に入居されている方々が介護館へお越し下さいます。
今日は６名の方をお迎えしました。昼食の試食、施設見学のあと介護館行事をご一緒にお楽しみいただきます。
駅前温泉館に入居いただいている方が手厚い介護が必要になった時には、介護館への住み替えをお選びいただくことができます。万が一に備えて介護館を見て知っておいていただければと思います。
でも、お元気で駅前温泉館での生活をお楽しみ頂くのが一番大切な事ですね。
今日は『歌う会』の日です。今月は、毎月おいでくださる香山様と春夏秋冬に季節の歌をご披露くださるコーラスグループの皆様とのジョイントコンサートです。
夏の名曲のメドレーで始まりました。さらにアカペラで美しいハーモニーを聴かせて頂きます。
情感あふれる「君恋し」。テンポの良い歌曲のように編曲された「おてもやん」。会場の全員がお二人の独唱に聞き惚れていました。
アンサンブルに戻って、「雨降りお月さん」、「浜辺の歌」、「夏の思い出」の三曲が演奏されます。
最後に「うみ」「夏は来ぬ」「夏の思い出」を、みんなで元気よく歌いました。
「子や孫と食べたｍａｃ、もう一度食べてみたいなぁ」そんなご要望にお応えしました。
数日前からメニューをお届けして注文をお伺いしていました。今日、昼食時間に合わせてスタッフが買い求めてきました。
ご注文内容と照らし合わせながらお渡しします。
久しぶりのｍａｃです。顔がほころびます。
「いい匂いがしたわねぇ。次は私も」。今回は注文を見送られた方がそうおっしゃっています。
入居されている方は、歩行、車椅子での移動への不安やトイレへの不安などもあって外出することに消極的です。でも元の生活社会への興味は大切にしてあげたいですね。
去年、日除けも兼ねて植えた胡瓜がたくさん収穫できました。
花言葉にふさわしい入居者のみなさんが、今年も植え付けてくれます。
胡瓜の花言葉 【洒落】 気が利いていて粋である。
今日は夕方早くから、美味しそうな炊き込みご飯の香りが漂ってきていました。群馬県横川の名物、『峠の釜飯』が仕込まれていたんですね。
今月は群馬県の郷土料理をお楽しみ頂きます。
釜飯です。横川から軽井沢への急勾配に挑む列車に応援機関車を連結する停車時間に、釜飯を求めてホームを走りました。動き出した列車に深々と頭を下げるお弁当屋さんに感激したことも廃線とともに遠い想い出になりました。今は自動車道のＳＡや街道沿いで手に入るそうです。
炊き込みご飯の上に並べられたウズラの卵、筍、栗、椎茸、紅生姜などが食欲をそそります。
ねぎぬたです。群馬県西部の特産品、下仁田ねぎ。ずんぐりと太くて短くて甘みが強く、殿様ねぎと呼ばれて珍重されています。今日はわかめや酢味噌と和えてご賞味頂きます。
こしね汁。こんにゃくのこ、しいたけのし、ねぎのねから名付けられた富岡市の郷土料理です。この三つの具財に里芋や人参等季節の野菜を加え、豚肉や油揚げの隠し味でコクを出した具沢山のお味噌汁です。
焼まんじゅう。高崎、前橋、渋川方面へ車を走らせると道の駅などでお目にかかります。味噌の焼ける香りについ引き寄せられてしまいます。群馬県の畑の恵み、小麦粉を麹で発酵させた蒸し饅頭に、味噌だれを塗ってこんがりと焼き上げたものです。味噌だれは、お店ごとの秘伝でそれぞれに特徴があるそうです。
香りに誘われて焼きまんじゅうを最初に召し上がられた方が多かったようです。横川駅の想い出をお話し下さった方もいらっしゃいます。野菜たっぷりのこしね汁も美味しかったと大勢の方からお褒めを頂きました。
美味しさに想い出が重なる郷土料理、来月も楽しみです。
