今月の1枚
オークプラザ「介護館」の庭で、素敵な光景を見つけました。

蜘蛛の巣一面に水滴の珠がくっついていました。今年は雨の日が多くて気持ちが滅入ってしまいそうでした。そんな梅雨時でも、人を驚かせる造形の美を自然は見せてくれる。そんな一枚の写真が撮れました。

10周年記念企画
たくさんのありがとうをありがとう(第10回目)
昨年秋蓮田オークプラザがオープンして10周年を迎えました。多くの方々との出会いとお別れがあり、たくさんの『ありがとう』を頂きました。この『ありがとう』へスタッフが綴った気持ちを毎月、数編づつご紹介させて頂いています。

《総務部 S.H 》
M様の食卓で怒鳴り声が聞こえました。
見れば今日買ってきたお刺身が細かく切られています。「食べにくそうだったから厨房に頼んだ。」叩きのようになった刺身は一箸も付けられないまま下げられてしまいました。
頬の筋肉が麻痺してしまったM様への善意が、逆にM様の矜持を傷つけたようです。
次週の買い物代行の時、M様に「お刺身は薄くしてもらいますね。」と声をかけました。「おぅ。」と笑顔の返事をいただきました。それ以来、魚屋さんに鯛とかんぱちの薄いおつくりをお願いすることが続きました。
しかし、M様の病はどんどん悪化していき、緩和病棟への入退院を繰り返すようになりました。「食べたいものを食べたい時に」とのお医者様のお話もあって、M様に尋ねてはお刺身を買いに走る日が続きました。店頭になくても魚屋さんの大将が奥の冷蔵庫から鯛とかんぱちを出してくれます。
その日も、お刺身を肴にウイスキーを楽しまれたM様でしたが、夜間に急変され救急搬送されて数日後に旅立たれてしまいました。
翌週の買い物代行の途中、魚屋さんの大将に「お世話になりました」とM様のことを伝えました。「そうかい」と言った大将は、腰の手拭いでしばらく顔を押えたままでした。

《原文をそのまま収録しています。なお無断引用・転載はお断り申し上げます》

大変暑い一日になりましたが、大勢のお客様にお越しいただいて納涼祭を行うことが出来ました。
おいでくださいましたご家族様、たくさんの景品をご寄付くださいました関係各社の皆様、酷暑の中出演いただいた上に太鼓を快くお貸しくださいました伊奈備前太鼓保存会の皆様、駐車場をお貸しくださった蓮田市やご協力くださいましたご近所の皆様など多くの方々に支えられてのことと厚く御礼申し上げます。

三時を過ぎました。館内での第一部行事が始まりました。
会場へこられた入居者の皆さんが、まず向かわれたのは昔懐かしい水ヨーヨー釣。誰もが上手に吊り上げて行きます。続いて空クジ無しの抽選会場、ご家族様と入居者様それぞれ豪華景品が用意されていると聞いてみんな真剣です。

開会間もなく多目的ホール会場は、ご家族と歓談される入居者様でいっぱいになってきました。模擬店のコーナーではお好み焼きが次々焼きあがり、介護館自家栽培の胡瓜の浅漬けも注文をいただき始めました。

ビールやお茶・ジュースとともに、今年も模擬店には、やきそば・お好み焼き・甘酒・杏仁豆腐・カップフルーツ・あんみつなど栄養部の力作が揃いました。

久しぶりに時間を創り出してお越し下さったご家族様は勿論、毎週、毎日のようにお立ち寄りくださるご家族様とでも、今日は入居者様のどなたもが優しい笑顔で歓談されています。お祭りの雰囲気のおかげでしょうか、ご家族様がお見えにならなかった入居者様も明るい表情を見せてくださいます。

予定時間を過ぎました。第二部開会のご案内が伝えられました。会場が屋外になります。看護師が入居者様の体調を観察しながら移動ご案内します。

第二部は、職員有志による「よさこいソーラン』でスタートしました。厳しい暑さの中を10人のメンバーが全力で踊ります。

続いて入居者様の二チームが太鼓演奏をご披露くださいます。赤い鉢巻チームは『東京音頭』、黄色チームは『秩父音頭』を演奏します。揃いの祭り半纏で力いっぱい太鼓を叩き続けてくださいました。

入居者様に負けじとスタッフが続きます。今年から初参加のメンバーも含めて7名の職員による和太鼓演奏です。写真は、今年のセンターを取った3名です。

第二部を締めてくださったのは伊奈備前太鼓保存会の皆様です。裂けよとばかりに打ち込まれる撥に応えて響く太鼓のすさまじい音量。会場のアスファルトも飛び散ってしまいそうに振動していました。観客全員が、暑さを忘れて聞き入っていました。

とてもあつい一日が終わりました。体調を崩される方もいらっしゃらなくてひと安心です。
まだまだ暑い日が続きます。入居者の皆様、ご家族の皆様、納涼祭をご支援くださった皆様方が、お元気でこの夏を過ごされますようお祈り申し上げます。

今日は、土用丑の日です。入居者の皆さんは、平均八十数回目の夏を迎えられました。
夕食はうな重です。かわいい手鞠麩を浮かべた冬瓜のおすましと浅漬けサラダを添えてご賞味いただきます。

「たれがとってもおいしかったよ」「全部残さず食べちゃった」
入居者のみなさんが、そうおっしゃって下さいました。
この夏もお元気でお過ごし下さいますように。

講習を受けたスタッフが、ハンドマッサージの技を披露してくれました。
素敵な香りに包まれて、優しくマッサージされるとお肌も心もウルウルです。

希望者が続出。大盛況でした。

今月の郷土料理は、日本海に面した大砂丘や二十世紀梨で知られる鳥取県のお料理をお楽しみ頂きます。

大山(だいせん)おこわ 信仰の対象になっている大山。僧兵の勝利祈願のご馳走ご飯が元祖だとか。鶏肉にニンジン、牛蒡、しいたけ、くりや大山山麓の山菜も加えた美味しいおこわです。腹持ちの良さから大山参りの道中食に重宝されてきたそうです。

いもぼた 県西部美保湾奥に伸びる弓浜半島。砂地でお米つくりには不向きのためサツマイモをもち米に混ぜてかさを増した伝統的なぼた餅です。

豆腐ちくわ 鳥取城主池田光仲が、貴重な魚の使用量を減らすため木綿豆腐を混ぜることをすすめたのが始まりだそうです。殿様の倹約策が、「白いお宝」と呼ばれる名物を生み出しました。

大山鶏 大山の裾野の澄んだ水と空気に囲まれて専用飼料と行き届いた衛生管理の下でのびのびと平飼いされた美味しい鶏です。今日はつくね汁をご賞味頂きます。

すいか 鳥取県がスイカ出荷量全国第4位だなんて知りませんでした。大山北麓では夏の日照時間が長いことを活かして、スイカ栽培が明治時代から行われていいるそうです。

夕食の時間です。お一人おひとりの、お食事を召し上がられる力に合わせて分量や調理の仕方が違っています。間違いのないようにお席へお膳をお届けします。

今日は七夕。久しぶりの逢瀬だと言うのに、朝からあいにくのお天気です。でも雲の上はきっと晴れているでしょう。
ここ蓮田オークプラザ介護館では、郷土料理、駅弁に並んで好評を頂いている行事食のひとつ、七夕御膳のご用意ができました。

「わぁきれい。食べるのがもったいないわ」「目でも美味しさがわかるのよね」皆さんお膳を前にお話が続きます。

食事のお手伝いをするスタッフの間からも「おいしそう。」の声が上がります。
どうぞごゆっくりお召し上がり下さい。

全員参加のお料理教室。ピザを作ります。2月に続いて二度目の挑戦です。
ピザ生地が全員に届けられます。トッピングの食材もテーブルに配られました。

入居者の皆さんに、お好みのトッピングを選んでいただきます。
隣の方と相談される方、自分の好みをしっかり表現される方、こんなところにも一人ひとりのお人柄が垣間見えるようです。

盛り付けの終えた生地をお預かりしてしばらくお時間を頂戴しました。

美味しい香りが漂います。どんどん焼きあがってきます。敷紙に書いておいたお名前を見ながらテーブルへお届けします。どうぞご自身のトッピングの味をご堪能下さい。

駅前温泉館から笹竹が届きました。もうすぐ七夕様です。
入居者の皆さんが飾り付けをしてくださいます。
願い事を書いた短冊も、全員の分をしっかり結び付けましたよ。

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