オークプラザ「介護館」の庭にはサンシュユが数本植えられています。どれも春先早くに黄金色の花を咲かせ、秋には赤い実がなります。花言葉は、『持続・耐久・気丈な愛・成熟した精神』、ご長寿の入居者の皆さんにふさわしい言葉が並びます。
今年もたくさん生っている可愛い実は、漢方薬の材料になります。老化防止・滋養強壮・疲労回復など幅広い効能があるそうです。

♪ 庭のサンシュウの木に 鳴る鈴かけて ヨーオーホイ ♪♪ 宮崎県椎葉村の民謡ひえつき節。唄の中のサンシュウの木は、サンショウ(山椒)?それともこのサンシュユ?どちらかな。
ひえつき節で唄われるのは、椎葉に逃れた平家の鶴富姫と追っ手の源氏那須大八の悲恋の物語。サンシュユは、江戸時代に大陸から移入された薬用樹。どうも山椒が優勢のようですが、皆様はどう思われますか。 

10・11・12月生まれの方々のお誕生日のお祝いに、蘭寿会の皆様が参加して下さいました。にぎやかな手拍子に包まれたお誕生会になりました。

オープニングは恒例のバースデーケーキ・キャンドル・サービス。上手に一本づつ吹き消してくださいました。

蘭寿会の皆様の踊りです。全国各地の民謡や音頭にあわせた踊りをご披露下さいます。

軽快な音頭のリズムに入居者の皆様の手拍子が湧き上がります。 

最後に百歳音頭で長寿のお祝いを受けた後、楽しい茶話会が始まります。
バースデーケーキの他にもいろいろなお菓子や飲み物をご用意しました。ごゆっくりご歓談ください。

今回お誕生日をお祝いさせていただいた方は8名様。95歳を筆頭に平均89歳の皆様です。これからも百歳音頭のようにお元気でお過ごしくださいますように。

夕方、厨房から美味しい香りが漂ってきます。今日は郷土料理の日です。先月の山形から南へ移って会津福島の郷土料理をお楽しみいただきます。
 
まずはお品書きに目を通して。珍しい料理が並んでいます。

味ごはん。炊き込み五目御飯です。具財のおいしさが御飯に染み込んでいます。

酒粕煮。会津ほまれ、栄川、末廣、花春、宮泉など等、会津は酒どころ。酒粕で鶏肉、魚の切り身、大根、人参などを煮込んだ料理です。

味噌かんぷら。かんぷらはオランダ語アールダップル(Aard Appel:大地のりんご)が語源だとか。福島以外でも栃木、茨城、山形、新潟などジャガイモのことをかんぷら芋と呼ぶエリアは結構広いそうです。
味噌かんぷらは、一口大のジャガイモを揚げて練り味噌でいただきます。

こづゆ。内陸の会津地方で手に入る乾物の海産物、中でも贅沢な干し貝柱をふんだんに使った武家料理が由来のハレのお料理だそうです。里芋、人参、しいたけ、きくらげ、豆麩などを日本酒としょうゆで薄味に仕上げているそうです。

「どこか懐かしいお味」「故郷のお料理のよう」「美味しくいただけたわ」皆さんからそんな言葉を頂きました。今月の郷土料理も大好評です。

今日は料理教室。入居者の皆様におやつを作っていただきます。
熊本からところてん草を取り寄せました。栄養部では昨日からてんぐさの煮汁を濾して仕度を整えてきました。
皆さん真剣にところてんを突いています。

お手伝いのスタッフも真剣。

黒蜜の人も酢醤油の人も、ほのかな磯の香りと喉ごしをお楽しみいただけたようです。

食欲の衰えた方、便秘気味の方には、夏に限らず時々お楽しみいただけるとよさそうですね。

介護館では、オーク在宅ケアークリニックの王医師(オークプラザの会長です)によってインフルエンザの予防接種が行われました。
入居されている方々は勿論、職員も予防注射を受けました。本当に痛そう。

寒暖の差が大きい日々が続きます。体調管理に気をつけてお過ごしください。

今月の一枚
蓮田オークプラザ「介護館」の中庭には、胴回り2メートルを超える大きいアカガシの木が生えています。ホームの名前の元になった木(オーク)です。
ついこの間まで雑木林だったこのあたり一帯が、今では住宅が立ち並ぶ街になった変化をどんな気持ちで眺めているのでしょうか。
秋を迎えてどんぐりがたくさんなっています。 

どんぐりを集めて入居者様と一緒に独楽やヤジロペエを作ったことがありました。今年も何か作りましょうか。

10月も末なのに、今日は陽射しの強く感じられる一日でした。
みんな帽子を被ってテラスで種まきです。ポットに数粒づつ丁寧にまきました。
「俺のポットだけ芽が出なかったらどうしよう」と冗談まじりにおっしゃる方も居らっしゃって、楽しく作業を終えました。

10月24日午後、第22回運営懇談会を開催いたしました。
多数様のご出席を賜り、ありがとうございました。

議事内容は、議事録として取り纏めまして、近日中にお届けいたします。

毎年10月に介護館へ来てくれる南保育園の天使たち。今年も4歳と5歳の園児さんたちが元気よくやってきてくれました。

運動会や毎日の練習の成果をご披露してくれます。所狭しと体を動かしてホールを元気玉でいっぱいにしてくれます。小さな手を大きく広げる子どもたちに誘われて入居者の方々も一緒に体を動かしています。

お爺さんお婆さんの間に入ってプレゼントを手渡してくれます。何より嬉しい天使の握手、そして一生懸命作ってくれた栗の壁飾りを頂いて入居されている皆さんの顔は弛みっぱなしです。

「また来てね」とお願いしたら「また来るよ」と答えてくれた優しい子。5歳の子達は来春は小学校だそうです。同じ保育園でも進む小学校はそれぞれ違っていると伺いました。いつまでも仲良く、元気でね。

仙台市と山形市を結ぶ仙山線で行くか、福島から米沢、山形、新庄へと走る山形新幹線で行くか。今月の郷土料理は、山形県を訪ねます。

枝豆ごはん 鶴岡市近郊で栽培される美味しい枝豆(だだっちゃ豆)がたっぷり入っています。だだっちゃ豆の由来には、「親父(だだっちゃ)さんの茶豆」という説と伊達藩から伝わった茶豆だという説の二つがあるそうです。ごはんの中の鮮やかな緑色が食欲をそそります。

山形風いも煮 もともとは上方から酒田を経て最上川を遡る北前船の船頭たちの料理だったそうです。山形市周辺の内陸部では牛肉・醤油味、庄内地方日本海沿岸では豚肉・味噌味が一般的だそうです。河原や海岸で里芋や茸を煮込んだ大なべを囲んでお月見会、素晴らしい伝統行事ですね。
今日は、牛肉に醤油味の山形風をご賞味いただきます。

玉こんにゃく 蔵王御釜のドライブインでも山寺の千段を越える石段の門前でも丸いこんにゃく玉の三個串が美味しそうな香りの湯気に包まれていました。山形県はこんにゃく消費量日本一だそうです。一口大にして大根と一緒に煮込みました。ゆっくり嚙み締めてお楽しみ下さい。

山形風冷汁 上杉謙信の出陣料理だったものが移封された家臣団とともに米沢へ伝えられたとされています。冷汁と呼ばれる料理は宮崎や埼玉にもありますが、山形の冷汁は季節野菜のお浸しに具沢山の薬味だしをかけた風味豊かなお料理です。

りんご 山形県は、青森・長野に次いでりんご生産第三位県です。この秋に採れたりんごが出回り始めました。今年の味をお試し下さい。

現在のように新幹線や高速道路の整備されていなかった昭和の時代、山形はとても遠い所だったようです。お尋ねして回りましたが、山形を旅行された入居者様は数人だけでした。それもあってでしょうか、大勢の方々から「珍しいお料理ね」とお声をかけていただきました。

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