紫陽花に雫あつめて朝日かな    加賀千代女

朝顔の句を沢山詠んでいる千代女ですが、この季節になるとこの句が思い起こされます。
蓮田オークプラザ「介護館」には何種類もの紫陽花が植えられていて、梅雨の季節の庭に彩を添えてくれます。

紫陽花には青酸配糖体やアルカロイドの毒性物質が含まれているので、ご入居頂いている皆さまには間近でお楽しみいただくことができないのが残念です。この写真の額紫陽花は日本が原産なんだそうです。これがヨーロッパで品種改良されて手毬のようなホンアジサイが創り出されたそうです。最近まで知りませんでした。
 
今月の一枚 六月の上旬のことです。風が強く吹いた日、どこからかたくさん飛んで来たものです。何かイネ科植物の種子だと思われるのですが・・・。風で飛ぶ種子といえば、楓や松のように羽根を持った物やたんぽぽのように綿毛を持った物を思い浮かべますがこれはこれで器用に風に乗って飛んでいました。

何個かは捕まえてみましたが何の種なんだか皆目判りません。
「何だかわかるまで育ててみれば?」なんておっしゃる方もいらっしゃいますがどうしましょう。

毎月一度、昼食に駅弁をご賞味いただくオーク列車駅弁の旅。今月は、県北は平戸の寺院と教会の見える坂道、県央長崎のグラバー園、南下して雲仙温泉と見所がいっぱいの長崎県をお楽しみいただきます。

皆様のお手元に駅弁のお品書きが届きました。「美味しそうだねぇ」「長崎へは行きましたか」配膳を待つ間も旅の思い出話に花が開きます。  

雲仙山麓で採れた茸をふんだんに使った長崎駅の「雲仙きのこわっぱ弁当」が届けられます。錦糸卵が敷き詰められたきのこの炊き込みご飯の上に載せられた大きなつくねが目を引きます。季節のさくらんぼもルビーのように輝いて食欲をそそります。

具沢山の汁椀のサツマイモが南国九州の味わいを一層深いものにしてくれました。

「沢山なっているよ」「早く採らなくっちゃ、大きくなりすぎちゃうよ」そんな声が聞こえてきます。今日は、苗を定植してくれた方々に胡瓜を収穫していただきます。

今年初めての収穫作業です。14本も採れました。

調理師さんが胡瓜を使った一品料理を作ってくれました。
「新鮮そのもの、美味しい」「自分たちで植えたんだもの、違うわよね」
楽しく美味しい夕食になりました。

『介護館』中庭のラベンダーの花が満開です。整枝剪定を兼ね、花枝を使った香り袋を作ります。
 
第1週は、まず袋を折り紙で作ります。折り紙をなさっている方でしたら、「ハンドバッグ」と云えばお分かりいただけるでしょうか。参加された入居者の皆さん全員、真剣です。

今日は第2週。先週作った袋にラベンダーを入れます。中庭から採ってきたラベンダーを小さく切って袋に詰めてゆきます。ラベンダーの香りがホール全体に広がります。

「出来たー」。袋をハート型のシールで閉じて完成です。いい香りがほんのり漂います。

折り紙では四隅を中へつまみ込んでマチを作るところが大変だったようですが、完成品を手にしてそんな苦労はすっかり忘れたようでした。

季節ごとに訪ねて下さる香山様とお友達の皆様が、夏の歌を持ってきてくれました。
ピアノの伴奏に合わせたアンサンブルや無伴奏のアカペラで、美しいハーモニーのコーラス曲をたくさん聴かせていただきました。またお二人の声量豊かな独唱曲も楽しませてくださいました。

楽しく聴かせていただいた後は、みんなで一緒に歌います。今回は、「海」「夏は来ぬ」「ふるさと」の三曲を大きな声で歌いました。

最後に香山様から「何か歌いたい歌はありませんか」と聞かれて、入居者様が最近よく歌っている「証城寺の狸囃子」をお願い。
大きな声に手拍子、「みな出て来いこいこい」の振り付けもついて楽しく歌わせてもらいました。

4月14日、16日と二度にわたって震度7の地震に見舞われ、今なお余震の続いている熊本県の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

一日も早い復興を祈りつつ、今月は熊本県の郷土料理を訪ねます。

高菜めし 阿蘇地方限定のブランド品『阿蘇高菜漬け』を使った混ぜ込みご飯です。高菜漬は野沢菜漬、広島菜漬に並ぶ日本三大漬物の一つとされています。同じ高菜でも明治時代に品種改良され多肉性の葉を利用する三池高菜に対し、阿蘇高菜は開花前の茎・花蕾を利用するハカラシナの一種として古くから阿蘇周辺地域で栽培されてきた伝統野菜です。

がね揚げ 「がね」は蟹のことです。九州で蟹といえば渡り蟹、揚げた姿が渡り蟹の足に似ているところからつけられた名前です。ビタミン・ミネラル・食物繊維の沢山含まれるカライモを細長く拍子木切りにしたものを束ねるようにして揚げたもので、元々は天草地方の精進料理です。

茄子とにがごりのみそ炒め 熊本県ではニガウリのことを「にがごり」と呼ぶそうです。沖縄で採れるずんぐり型「ゴーヤ」と違い、南九州の物は胡瓜のような「長レイシ」で少し苦みが強いそうです。

つぼん汁 県南部の人吉球磨地方の郷土食です。もとは10月中旬の秋祭りに、赤飯、煮しめと三点セットで供せられた具沢山の汁椀です。壷のような蓋のついた深碗に盛り付けられたことからこう呼ばれるようになったそうです。
イリコだしに醤油仕立で鶏肉に根菜類、干し椎茸、蒲鉾やこんにゃくなどの具材(7種か9種の奇数種が原則)が入ります。手間がかかりますが、お祝い事に欠かせない特別なお料理です。 

夏みかん 西瓜と並んで熊本を代表する果物です。甘夏の出荷量は熊本県が一位30%、鹿児島県が二位27%で続きます。晩白柚やデコポンなどでも熊本県が一位を占めています。

「熊本の人たちには申し訳ないようだね」「地元の人たちはお料理どころじゃないわよね」
熊本の方がたが一日も早く元の生活に戻れますようにと祈らずにはいられない夕食となりました。

トウモロコシの苗がすくすくと育ちました。
今日はみんなで野菜用の大きいプランターに定植します。

「軍手なんて久しぶり」そう言いながら丁寧に植え付けて下さいます。

植え付けを終えて庭を眺めながらの花談義が続きます。

今日はお誕生日会。コーラスグループ『くりーむ』の美しいハーモニーを楽しみながら、お誕生日を迎えられた方々をお祝いします。
 
『くりーむ』の皆様には、「アンニーローリー」「野ばら」など世界の愛唱歌、「茶摘み」「夏は来ぬ」など季節の歌唱曲、全10曲ものコーラスを堪能させていただきました。

美しい歌声を楽しませていただいた後は恒例の茶話会です。お誕生ケーキがお席に届けられます。たっぷりの生クリームとフルーツが美味しそうです。どうぞごゆっくり午後のひと時をお過ごし下さい。

『くりーむ』の皆様がご披露下さった曲の中には、中島みゆきさん作詞作曲の「糸」やテレビドラマ「あさが来た」の主題歌でAKB48が♪人生は紙飛行機~どう飛んだかどこを飛んだか~♪と歌う「365日の紙飛行機」など、入居されている方々の人生を彷彿とさせる歌詞があって感慨深い誕生日会になりました。

見学(体験入居)
よくあるご質問
蓮田オークプラザ「介護館」ブログ
ITCについて
採用情報
蓮田の有料老人ホーム 蓮田オークプラザ駅前温泉館

 

社会福祉法人吉祥福寿会
埼玉県