この季節の 恒例行事になりました。ブロッコリーを定植します。
テラスに出て庭のコスモスを眺めながら植え付けます。

「早く美味しく育ってね」優しい声に、ブロッコリーはきっと応えてくれるでしょう。
春先が楽しみです。

晴れ間の少ない9月でした。
草丈ばかり伸びて蕾の付かないコスモスにやきもきしていました。
入居者の皆さんからも「何時になったら咲くのかしら」と言われていましたが、やっと花が咲き始めました。

コスモスを離れし蝶に谿深し

秋櫻子

南面する建物に抱かれた中庭、空が一段と高く感じられます。大きな蝶が飛び立てばこの句の世界をより深く味わえるのでしょうが、今日は小さなシジミチョウが飛びかっているだけでした。  

今月の一枚

エンゼルトランペット(キダチチョウセンアサガオ)も中庭の片隅で咲き始めました。
以前は中庭の真ん中で大きな花姿を見せてくれていたのですが、アルカロイド系の毒をもっているそうで可哀そうですが移植しました。
それでも毎年、大きな花を咲かせ続けてくれます。

月に一度、日本地図を眺めながら記憶を呼び戻すクイズ大会です。
東北三大祭り・日本三大名園・日本三大名瀑。
今月の問題、前半は旅行の思い出を呼び戻す問題が並びました。
後半は、ソーラン節・斎太郎節・花笠音頭・佐渡おけさ・東京音頭など民謡を聴いて曲名と唄われる都道府県名をみんなで一緒に考えます。

「ねぶたね。青森まで電車で行ったの。きつかったわよ」
「兼六園だろう」「水戸の偕楽園は?」
「華厳の滝」「那智の滝じゃない?」
新幹線のさほど整備されていない時代、旅行も大変だったでしょうね。
回答くださる入居者様の思い出話が溢れるクイズ大会になりました。

今年は、酷暑の季節の納涼祭に代えて秋祭りを実施しました。
あいにくの空模様にもかかわらずご来館くださいました御家族の皆様、協賛のお志を賜りました関係先の皆様には心より御礼申し上げます。

お祭りの第一部は、館内にゲームコーナーや模擬店が並びます。
ゲームコーナーには、恒例の輪投げに新しく紙皿投げが加わり大盛況です。
的を狙って真剣な表情を見せてくださいます。

何番の景品が当たったのでしょう? くじ引きコーナーでは歓声が絶えません。

綿あめ・おでん・やきそば・カップフルーツ・あんみつ・ところてんに杏仁豆腐、模擬店コーナーもOPENしました。
ゲームで獲得した景品を手にした方々が続々入場してきます。

模擬店を巡り、品定めを楽しまれる入居者様の行列が続きます。

求めた品を早速ご賞味される方、ご家族様とのご歓談やお祭り雰囲気を楽しまれる方々で会場は盛り上がります。

宴も一段落したようです。第二部へのご案内が入ります。外は雨、引き続き館内で開催されます。
出番を控えています。気合が入ります。

職員のよさこいソーランで第二部が始まりました。

入居者の皆さんの太鼓演奏です。赤鉢巻きの皆さんは東京音頭、黄鉢巻きの方々は秩父音頭を演奏して下さいました。

練習を重ねてきた職員も太鼓演奏を披露させていただきます。

大トリは、伊奈備前太鼓の皆さんが力強い撥さばきで締めてくださいました。

オークプラザ駅前温泉館のスタッフも応援に駆けつけてくれました。
駅前温泉館から介護館へ住み替えてこられた入居者様も懐かしそうに喜んでいらっしゃいました。ありがとうございます。
秋祭りを終えると夏も終わりです。入居者の皆様の健康維持に十分気を配って、季節の変化に対応してゆきたいと思います。

中庭ではコスモスが咲きはじめています。昼間の気温も随分穏やかになってきました。今日はテラスに出て指先のお手入れをします。

レクレーションに使ったゴムボールにマニキュアが映えます。
綺麗な色が置かれてゆく爪を見つめる真剣な目、手入れを終えた指先を眺める満足げな表情、そして、お手伝いしたスタッフに見せてくれる素晴らしい笑顔。
今回も大勢の皆様に喜んでいただけたようです。

今月は、佐賀県の郷土料理をお楽しみいただきます。

佐賀県北部、玄界灘に面して建つ唐津城です。長崎・博多に並び『三大くんち』とされる『唐津くんち』は、14台もの曳山が市内を練り歩き50万人を超える人出があるそうです。

今月の郷土料理には、神様に収穫を感謝して旧暦九月二十九日にお供えを捧げる「お九日」「供日」が由緒とされる『おくんち』のお料理が選ばれています。

栗おこわ 有田では末広形の木枠で抜いたものがお客様へ出されます。伊万里では「おくんち」の来客へのお土産として欠かせないものになっているそうです。

がめ煮 「おくんち」やお正月のハレの日の定番料理。秀吉の朝鮮出兵の折、兵士たちが入り江や沢にいたすっぽんを野菜と煮た『亀煮』が由来だとか。県が変われば「筑前煮」と呼ばれるお料理です。

にいもじ 田芋の一種「みずいも」の茎を使った酢の物。あく抜きをした芋の茎をよく冷やして合わせ酢で食べるさっぱりとした夏の食卓に欠かせない一品です。 

だぶ レンコン、ニンジンなど根菜と厚揚げ豆腐など煮崩れしない材料を四角に刻んでだぶだぶの汁で煮る具沢山の汁椀。集落の慶事にご近所共同で作る唐津市周辺の郷土料理です。

みかん 食後のフルーツです。佐賀県は、ハウスみかん出荷量日本一を誇っています。

「ぜいたくなごはんだねぇ」と何人もの方から声がかかりました。
「だぶ」のボリュームに圧倒された方が多かったようですが、標準の盛り付けで545Kcal 塩分2.4mgの夕飯です。どうぞたくさんお召し上がりください。

台風10号の被害に遭われた北海道・東北の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 
オークプラザ『介護館』の庭の一角で鉄砲百合が満開の季節を迎えました。
お部屋の窓からご覧になられたご婦人方から「きれいに咲いたわねぇ」「今年はたくさん咲いたわねぇ」と声をかけられます。日盛りの中、庭に出てご覧になられた方もいらっしゃったようです。

数年前にどこからか飛んできて花咲いた一本の子孫たちです。来年も咲いてくれるように根元の草取りと盛り土をしておきましょう。

今月の一枚 
     
拾いたる空蝉指にすがりつく  多佳子

中庭の木々に空蝉がたくさんくっついています。今年も多くの蝉が飛び立っていったようです。何年もの長い地中生活を終えての新生活です。幸多い夏を過ごすようにと祈ってあげたくなります。

九州新幹線・鹿児島本線・肥薩おれんじ鉄道の川内(せんだい)駅の『特上うなぎ弁当』を、お楽しみいただきます。

入居されている皆さんに厳しい残暑に立ち向かっていただきたくて、今月はうなぎの駅弁を選んでみました。養殖うなぎ出荷量日本一を誇る鹿児島県。地元のうなぎの蒲焼をたっぷり使った豪華な駅弁です。

美味しいタレとふんわりと焼き上がったうなぎ、暑さのせいで食の細っていた方々も完食して下さいました。空になって帰ってくるお弁当箱は、厨房担当者を大喜びさせます。
 
この『特上うなぎ弁当』、販売していた駅弁屋さんが2008年に駅弁事業から撤退したため今では幻の駅弁になってしまいました。新幹線途中駅の駅弁事業は人知れない苦労があるのでしょうか。

きょうはお誕生日会です。

真夏のお祭り『納涼祭』の日程変更を残念がる皆さんの気持ちに応えて、お祭り気分を盛り上げようとゲームコーナーや模擬店コーナーが設けられました。

輪投げコーナーです。景品も用意されています。皆さん真剣に狙いを定めます。

紐釣りコーナーです。何が吊れたかな?  皆さん大喜びして下さいました。

模擬店コーナーのところてんやケーキのコーナーがも好評でした。

「カルピス、イチゴ、メロンどれになさいますか」。かき氷コーナーもご用意しました。

紐釣りの景品のお菓子、模擬店からのケーキ、ところてんにかき氷。さらにブドウやリンゴのジュースが皆さんの手元いっぱいに広がっています。食べながら飲みながら楽しいおしゃべりが続きます。

今年の『納涼祭』は酷暑の季節を避けて9月下旬の涼しい季節に『秋祭り』として開催されます。

「桃の花満開の頃」。「石和温泉から昇仙峡へ」。「富士五湖や忍野八海へ」。
山梨県へは、入居されている皆さんもよく行かれてたそうです。

昇仙峡

塩山の干し柿

今月の郷土料理では、山梨県を訪ねます。

やこめ もともとは焼米、苗代に種もみを蒔くときに豊作を願って田の水口に祭壇を設けてお供えした供物のこと。お米を煎ることで穀霊を呼び、悪霊・害虫を追い払う祈りが込められていたそうです。現代では、煎り大豆の皮をむいたものと一緒に、餅米では蒸し、うるち米では炊き上げたご飯を指すようになりました。 

ほうとう 味噌味のだし汁に季節の野菜と生麺をいれて煮込んだ山梨の郷土食です。武田汁ともいわれ武田信玄の戦陣食として有名です。麺打ちの後のねかしがないため煮崩れしやすく、とろみのある仕上がりが特長てず。 

鰙のフライ 県南部の富士五湖は淡水魚の宝庫です。中でもワカサギの淡白な味わいは老若男女を問わず、大勢の方々に好まれています。

 ブドウと並んで山梨県を代表する果物です。収穫量では二位の福島県の1.6倍、全国の33.9%を占めています。食後のフルーツで旬の味をお試しいただきます。

「うまいもんだよかぼちゃのほうとう」とか「朝おねり、昼麦飯で夜はほうとう」と言われ、山梨県では、ほうとうは絶対に外せない料理になっています。入居者の皆さんもほとんどの方々が、残すことなく召し上がってくださいました。また桃も大好評でした。
来月も美味しい郷土料理に巡り合えますように。

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