今日は土岐さんのピアノ演奏会です。
古典の名曲から愛唱歌まで、幅広いレパートリーが入居者の皆さんに好評です。
「若い頃はピアノを弾いてたのよ」。そうおっしゃる方が何人もいらっしゃいます。弾いていた頃を思い出されているのでしょうか。遠くを見つめやり、あるいは瞼を閉じて聴き入っていらっしゃいます。
今月も「夏は来ぬ」や西田敏行さんが歌った「もしもピアノが弾けたなら」、ショパンの前奏曲「雨だれ」など、心にしみる演奏を披露して頂きました。来月も楽しみにしています。
日光へは行ったことがありますか?東照宮や中禅寺湖、霧降高原など見どころ一杯ですね。
今月は、JRと東武の両方の駅がある日光駅の駅弁を訪ねます。
東照宮陽明門
霧降高原六方沢橋
「日光いなり 具たくさん」です。栃木名産のかんぴょう・山菜・錦糸卵などをのせた見た目も美味しいお弁当です。たまりらっきょうと胡瓜の和え物、旬を迎えたサクランボも添えました。
お椀も具沢山。ビタミンB1と食物繊維たっぷりの豚汁をご用意しました。
多くの入居者の皆さんが「見た目も味も良かったわよ」と完食して下さいました。東武日光駅、鬼怒川温泉駅などで販売されている駅弁は、いなり寿司が5個も入っているそうです。ボリューム満点でしょうね。
月例行事になっています。太鼓の練習会です。
今月も基本練習のあと、東京音頭・秩父音頭を唄に合わせて練習します。
むつかしいリズムですが、みなさん上手な撥さばきを見せてくださいます。
真剣ですが楽しそうなお顔が並びます。
最後に、スタッフ有志から荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」に合わせたアップテンポの太鼓演奏とそれに合わせた激しい振り付けのダンスが披露され、入居者の皆さんから大きな拍手を頂戴しました。
毎日の体操レクにスタッフのアイデアが光るお楽しみレクなど楽しいレクレーションが途絶えることがない介護館ですが、入居者の皆さんの一番の楽しみはやっぱり食事。
毎月の郷土料理、駅弁の旅、お料理教室に加えて、B級グルメを訪ねる新企画が始まりました。
第一回目は、埼玉県内のB級グルメから二品を選びました。
すったて。 四方を川に囲まれた川島町は、川越藩の米蔵として水田耕作の盛んな土地でした。草取りや水の管理などに追われる夏場の農作業で疲れた体に、滋養豊富で口当たりの良い食べ物として愛されてきたすったて。胡麻・味噌と一緒にきゅうりやしそ・みょうがなど夏野菜をすりおろした饂飩のつけ汁です。冷汁・呉汁に並ぶ川島町の伝統食です。
みそポテト。こちらは四方を山に囲まれた秩父の名物です。たらし焼やすりあげなど秩父の伝統的な小昼飯(こぢゅうはん)の一つですが、B級グルメグランプリ入賞以来すっかり有名になりました。ふかしたジャガイモに衣をつけて揚げ、味噌だれで食べます。サクサクの衣とほくほくのお芋が小腹を満たしてくれる逸品です。
暑い夏に備えてビタミンBたっぷりの豚の冷しゃぶを添えました。
B級グルメツアー第一弾、長いお饂飩と格闘しながらもお楽しみ頂けたようです。贅沢ではなく庶民的な美味しさを探すツアー、来月はどんなお料理が登場するでしょうか、ご期待ください。
「実家の畑の紫陽花が見頃だよ」スタッフの情報をもとに、出かけました。
車椅子の方も車から降りて、大きな鞠のように咲いた花に触れ、香りも楽しんできました。
色の変化からつけられた「移り気」との花言葉がよく知られていますが、花が集まって咲く姿から「一家団欒」という花言葉もつけられているそうです。『介護館』の家族のような和気あいあいとした雰囲気がいつまでも続きますように。
駅弁の旅に並んで、毎月の楽しみにされている郷土料理。
今月は、宮城県の郷土料理を訪ねます。
おくずかけ 温麺に油揚げや茸、根菜など具沢山の出汁が添えられています。とろみの付いた醬油出汁が梅雨寒で冷えたお腹にやさしい宮城県のおふくろの味です。
ずんだおはぎ 枝豆をすり潰してつくるずんだは仙台市に伝わる緑美しい餡です。滋養豊富で消化が良く暑さで弱った体に優しい食べ物です。名前の由来には、陣太刀で潰した、豆打餡を献上したなど諸説ありますがいずれも伊達政宗公にまつわる説ばかりです。
笹かま 宮城県のお土産と云えば淡白な白身魚のうまみを凝縮した笹かま。この名前は昭和になってからのもの。ある老舗が伊達家の家紋「竹に雀」をヒントにつけた名前が定着したものだそうです。
しそ巻き 味噌を大葉でくるんで揚げたしそ巻きは東北各地にありますが仙台市で出されるものは銘品。お店ごとにクルミや胡麻など味噌に隠された味が違っていて、これを探るのも楽しみの一つです。
ブルーベリーヨーグルト お食事の後をさっぱりと整え、お腹にも優しいヨーグルトを添えました。お食事の感想などご歓談いただきながらお楽しみください。
東北出身の方、宮城へ旅されたことのある方々には懐かしいお味だったようです。梅雨を迎えて、寒暖の差の大きい日々、弱り始めた胃腸に優しい献立は皆様に大変喜ばれました。
今日はお料理教室。栄養部のスタッフが、料理の楽しさを教えてくれます。
カステラの生地と白あんが用意されました。
生地で白あんをくるみます。ふっくらとした若鮎の輪郭が見えてきます。
若鮎の目やひれを描きます。みなさん真剣な面持ちです。
スタッフもお手伝いして、入居者様全員分の若鮎が出来上がります。
どうぞごゆっくり季節の味をお楽しみください。
今回も美味しいお顔がたくさん並びました。
ご自分で作ってみようとされる方が、一人でも増えてくれるとなお嬉しいのですが。