平成27年の年間行事
オークの庭 ・・・ 10周年記念企画(第7回目)
今月の1枚
「ここね、パンフレットに載っていた庭って。素敵だわ。」
見学においでになられたお客様から、こんな言葉を頂戴しました。
今年もたくさんのチューリップが咲きました。♪赤・白・黄色♪童謡の世界が目の前に広がっています。
10周年記念企画
たくさんのありがとうをありがとう(第7回目)
昨年秋、蓮田オークプラザがオープンして10周年を迎えました。多くの方々との出会いとお別れがあり、たくさんの『ありがとう』を頂きました。この『ありがとう』へスタッフが綴った気持ちを毎月、数編づつご紹介させて頂いています。
《介護部 J.H 》
夜勤業務をしていた時、夕食前に体調不良を訴えたご入居者様がいました。他の職員と話し合い、体調不良を訴えたご入居者様の夕食を居室に配膳して召し上がっていただく事になりました。「食事が終わった」とナースコールがあり、居室に行き食器を下膳するときに、ベッドシーツが夕食の食べこぼしで汚れていることがわかりました。そのシーツの交換をしようとするも「大変だからいいです」とおっしゃいました。しかし、新しいシーツに交換したほうが清潔、不快なく横になれると考えてご入居者様に提案しました。次第に納得され、もう一人の夜勤者とシーツ交換しました。そして「よかった。ありがとう。横になれる」とおっしゃり、喜んでいただけました。
《総務部 S.H 》
応接室には重苦しい空気が漂っていました。スタッフがお出ししたお茶はどなたも口にされていません。末期の癌に罹られていたMO様が今日亡くなられたのです。ここ数日、お見舞いに来られていた皆様が、お迎えに見えられていました。
お過ごしいただいた数ヶ月間に撮らさせていただいた写真をお渡しにお部屋を訪ねました。MO様が過ごされた北関東の街へは、私も何度か行ったことがあって、お話の相手を務めさせていただくことがありました。
「MO様の奥様は働き者だったそうですね。MO様がパチンコに行きたいけどお金がなくて困っていると千円を渡して『頑張っておいで』と送り出してくれたこともあったそうですね。『勝って、帰りにはうなぎを買ってやろうと思って行くんだけど負けてばかりで苦労させちまってさ』とお話をされていましたよ。」とお伝えしました。
「そんなことを言っていましたか。良くしていただいたんですね。ここに来てよかった。」ご子息様でしょうか、そう言ってお渡しした写真をじっと見つめられました。
お部屋を出るとき、やっとご家族様がお話を交わされ始めた様子が背中に聞こえてきました。
《原文をそのまま収録しています。なお無断引用・転載はお断り申し上げます》
庶民の味覚が磨いた江戸の味 ・・・ 郷土料理の日です
あったかい御椀も張り終わりました。夕食の時間です。どんなお料理が出てくるかしらと皆さんお待ちかねです。
久しぶりに関東に戻ってきました。今月は東京都の伝統料理が並びます。
深川めし 今は海岸から離れてしまいましたが、深川の富岡八幡宮は永代島にあって周囲には砂州が広がっていたそうです。せっかちな江戸っ子が貝汁をご飯にかけてかき込んでいたのが始まりだとか。今日は、炊き込みご飯をご賞味頂きます。
関東炊き 煮込みおでんです。関西ではおでんといえば味噌田楽、練り製品などの煮込みおでんは関東炊きと呼んでいます。
明日葉の和え物 東京都が生産高日本一を誇る緑黄色野菜。伊豆諸島が主産地で別名八丈草。摘んだ翌日には新芽を出す生命力から付けられた名前だそうです。
桜餅(長命寺) 元禄の時代、墨田区向島の長命寺の門番が、お寺の桜の落葉を塩漬けにして使ったのが発祥だそうです。その人気にならい、天保年間に道明寺粉を使って関西で作られたのが道明寺。分布地域が分かれているそうです。幼い頃食べた桜餅はどちらですか。
ねぎま鍋風汁 江戸末天保期から赤身をづけにして食べるようになった鮪。捨てられていたトロの部分を美味しく食べようと江戸っ子が考え出したのが葱鮪鍋だったそうです。まぐろの旨味をお椀でお楽しみください。
アンパンを作りました ・・・ 和気藹々の料理教室です
「作ることは出来ないけど食べる事は手伝えるよ。」
「そんなこと言っちゃ駄目。自分が食べる物は自分で作るんだよ。」
和気藹々としています。小学校の家庭科実習のようです。
午前中に、お一人おひとりにパン生地を広げて餡子玉をくるんで頂きました。
おやつの時間になりました。ご近所散歩に行ってた方々も帰ってきました。
厨房に全員の神経が集中します。「出来ました。焼き上がりましたよ。」声が上がりました。
焼きたてパンが作った方々の手元へ配られました。いい香りが漂います。
最近、食の細っている方も美味しそうに召し上がって下さいます。
「どうだった?」「そりゃぁ、あなた。とってもおいしかったよぅ。」
オークの庭 ・・・ 10周年記念企画(第6回目)
今月の1枚
オークの庭では開花リレーが続きます。まんさく、れんぎょう、さんしゆ。スノードロップ、福寿草、クロッカス、ムスカリ、フリージァ。蝋梅、梅、桃。四月を待たないで桜も咲きました。部屋に閉じこもっていないで外に出ましょうョ。
今日も何台もの車椅子が、ご近所散歩に出かけました。春です。
10周年記念企画
たくさんのありがとうをありがとう(第6回目)
昨年秋、蓮田オークプラザがオープンして10周年を迎えました。多くの方々との出会いとお別れがありたくさんの『ありがとう』を頂きました。この『ありがとう』へスタッフが綴った気持ちを毎月、数編づつご紹介させて頂いています。
《介護部 T.K 》
㈱ITCに入社して9年目を迎え、介護館に異動してからは3ヶ月が過ぎご入居者様にも仕事にも慣れてきました。
ご入居者様に喜んでいただけたことは、やはり納涼祭や敬老会で行ったBBQの時はたくさんの笑顔が見られたと思います。
介護の仕事をしていれば当たり前なのかもしれませんが、ご入居者様に「あなたの笑顔はいいね」と言われ、ご入居者様も笑顔になっていました。喜んでいるのかはわかりませんが、お互いに笑顔でいられることは良いことだと思います。
《介護部 M.T 》
ご入居者様にありがとうと喜んでいただけるたびに、私は求められる看護ができていたのだろうかと考えさせられます。
摘便では羞恥心に配慮しながら行い、便秘による苦痛を取り除き、軟膏処置では毎日患部を観察し、良くなっていることを説明しながら実施しています。痛みの訴えなどあれば処方されている湿布又は医師に診察していただき、なるべく早く疼痛が軽減できるよう指示を受けケアを行い、投薬では個別に合わせて粉薬をトロミで包んで飲みやすく、錠剤が飲みにくい方なら砕き、量が多い方にはカップに移してなるべく飲みやすいよう工夫することで喜んでいただけています。
たとえご入居者様が嫌がっている、拒否することでも治療として行わなければならないのであれば、行わなくてはならないこともあるので、一番目にご入居者様に喜んでもらうというより、看護としてより良い方法でケアを行えるよう心がけています。
《原文をそのまま収録しています。なお無断引用・転載はお断り申し上げます》
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